米国の高級住宅市場、より長い損益分岐点までの時間を要す

Buyers in Expensive U.S. Housing Markets Wait Longer to Break Even

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最近発表された Zillow Breakeven Horizonの2016年第四四半期のレポートによれば、いくつかの最高級マーケットでの住宅価格上昇は減速すると予測されており、その結果、賃貸物件に比べ、これらのマーケットでの住宅は損益分岐点に達するまでにより長い時間を要すると言います。
全国的には、住宅を購入することは、2年以下の賃貸よりも、金銭的に良い決断と言われています。

住宅価格が急速に上昇するとき、住宅の資産価値もより累積されるために、住宅購入に掛かる莫大なコストを早期に相殺し、最終的に回収するのに役立ちます。しかし、いくつかの地域では住宅価格の上昇に鈍化が見られます。特に値段が高いエリアと言われるシリコンバレーやサンフランシスコのベイエリアではそれが著しくなっています。

これにより、住宅の建設はより遅くなり、サンノゼとサンフランシスコの両方のメトロエリアのBreakeven Horizonと呼ばれる損益分岐点までの期間はそれぞれ前年よりも約2年・1.5年と長くなっています。 他の主要なメトロでは、損益分岐点までの期間が1年間でこんなにも拡大した地域はありません。

しかし、住宅価格の低迷が、すべての地域で起こっている訳ではありません。 例えば、ワシントンのメトロエリアの住宅価格は、最近では横ばいになっており、翌年にはより速いペースで成長し、損益分岐点までの期間がより短くなると予測されています。この地域での住宅購入者は今、3.5年後には損益分岐点になると予測しています。

全体的に、アメリカの住宅価格の成長は2016年末から加速し、年間6.8%の値上がりという数字で2016年を終えました。同時に、賃料の方の上昇は大きく鈍化し、年間成長がたったの1.5%という事になっています。

これらの変化のダイナミクスは、多くのマーケットで、住宅を購入するべきか、賃貸にするべきかの問題をより分かりにくくさせます。

"買うべきか、買わざるべきかの決定には様々な要因が絡んできます。"

と、Zillow Chief のエコノミストである Dr. Svenja Gudell氏は言います。

Zillowの損益分岐点までの期間を表した表は、買い手が長期の財政的な計算をするのに役立ちます。それから、買い手が住宅価格上昇の緩和により、これまでよりも、損益分岐点に達するまでの時間がより長くかかるという事を理解するのに役立ちます。
例えば、サンノゼのバイヤーは、購入に必要な高い初期費用を相殺するために、少なくとも5年間はその家に住まなければなりません。

米国の大都市圏の中には、大規模なカリフォルニアマーケットでの家の購入であっても、損益分岐点までに最長の時間を要します。サンノゼ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴでは、少なくとも4年以上の時間がかかります。

南部と中西部の買い手は、最も早く損益分岐点に達するでしょう。 インディアナポリス、オーランド、デトロイト、アトランタ、タンパ等の都市の場合、損益分岐点に達するのに1.5年もかかりません。

この記事は、2017年2月6日に『World Property Journal』に掲載された「Buyers in Expensive U.S. Housing Markets Wait Longer to Break Even」を翻訳しております。

翻訳元:
Buyers in Expensive U.S. Housing Markets Wait Longer to Break Even

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