アメリカの住宅生産、2016年の集合住宅部門の急騰から1月は元通りに

U.S. Housing Production Levels Off in January, Post 2016 Multifamily Surge

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米住宅都市開発局(US Department of Housing and Urban Development)と米国国勢調査局(Census Bureau)によると、住宅着工件数は元の傾向に戻り、2.6%減の、季節的な調整後の年間戸数が124.6万戸となりました。

集合住宅の生産は、異常に高かった2016年12月の後、10.2%減の423,000戸となり、 一方で、一戸建て住宅は1.9%増の823,000戸に達しました。

"住宅生産の落ち着きは、我々が建設業者から聞いている通り、現在の市況については概ね楽観的だが、供給側の逆風や規制上のハードルに直面しているという。"

とテキサス州カービルの住宅建設業者(NAHB)であり、ディベロッパーの責任者であるグレガー・マクドナルド氏は言います。

住宅建設業者(NAHB)のチーフエコノミスト、ロバート・ディエズ氏は、

"先月記録した異常に強力な集合住宅生産の後、住宅生産が元通りになる事は驚くことではない。"

と述べました。

"2017年に進むにつれて、マルチファミリー生産部門はこのまま安定し、戸建て生産部門は一貫したペースで続伸することが予測されています。"

地域別には、1月は、北東部で55.4%、南部では20%増加しました。中西部では17.9%、西側では41.3%減少しました。

全体的な許可証の発行は、1月は4.6%増の1.285万戸。
一戸建て住宅の許可は2.7%減の80万8000戸となりました。一方、集合住宅の許可は19.8%増の47万7000戸となりました。

地域別には、東北部で29.6%、南部で9.9%、中西部で5.3%増加しました。西部では13.2%の減少を記録しました。

この記事は、2017年2月17日に『World Property Journal』に掲載された「U.S. Housing Production Levels Off in January, Post 2016 Multifamily Surge」を翻訳しております。

翻訳元:
U.S. Housing Production Levels Off in January, Post 2016 Multifamily Surge