トランプ氏の大統領選勝利後、アメリカの住宅ローン金利が急騰

Post Trump Election Victory, U.S. Mortgage Rates Spike

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トランプ氏の大統領選勝利後、アメリカの住宅ローン金利が急騰

アメリカ大統領選挙でトランプ氏の勝利が確定した際に行われた、フレディ・マック社による最新の住宅ローンマーケットの調査によると、アメリカの住宅ローンの平均固定金利は、大統領選挙後のアメリカ国債大量売却に伴い、大幅に上昇しました。

フレディ・マック社のチーフ・エコノミストSean Becketti氏は、

"アメリカ大統領選は丁度我々の調査の途中で行われましたので、住宅ローンの金利が大統領選挙後のアメリカ国債大量売却にどれくらい密接に関わっているのか、判断することは不可能です。この2週間で30年住宅ローンの金利が40ベーシス・ポイント上昇の3.94%になり、39ベーシス・ポイント上昇の10年国債の金利とほぼ同等になりました。もし、金利がこの水準で留まるならば、住宅販売とリファイナンスのラストスパートが見込まれるも、"フェンス・シッター"と呼ばれる人たちが将来の金利の上昇を止めようとするので、そうなれば住宅売買活動は鈍化するでしょう。"

と、言っています。

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30年固定金利の住宅ローン(FRM)の平均値は2016年11月17日までの1週間で、0.5ポイント上昇の3.94%。11月7日週の平均値である3.57%を上回りました。1年前のこの時点では、30年FRMは平均3.97%でした。

11月14日週の15年固定住宅ローンの平均値は3.14%で平均0.5ポイント上昇となり、11月7日週の平均値である2.88%を上回りました。前年同期の平均値は3.18%でした。

11月14日週の5年トレジャリーインデックス型ハイブリッド変動金利住宅ローン(ARM)の平均値は3.07%で0.4ポイント上昇し、11月7日週の平均値である2.88%を上回りました。前年同期の平均値は2.98%でした。

この記事は、2016年11月17日に『World Property Journal』に掲載された「Post Trump Election Victory, U.S. Mortgage Rates Spike」を翻訳しております。

翻訳元:
Post Trump Election Victory, U.S. Mortgage Rates Spike