【香港】香港の新築物件販売、今年度は150ビリオン香港ドルに達すると予想

Hong Kong new flat sales predicted to top HK$150 billion this year

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香港の新築物件販売、今年度は150ビリオン香港ドルに達すると予想

ここ最近の活発な住宅購買活動は今年の新築物件の取引額全体を押し上げ、150ビリオン香港ドルに達し、1996年以降3番目に高い数字となるだろうと、大手不動産Midland Realtyは言います。

年初から9月12日まで、ディベロッパーによる積極的な物件のマーケティングにより、この会社では100.95ビリオン香港ドル相当の新築物件の取引を記録しました。

2015年の前半の9カ月時点で、主要な住宅マーケットでの全体の取引額は124ビリオン香港ドルであったと言います。

“一年の内、最後の四半期は特に販売開始される新築物件の件数が多くなるので、今年の取引額は更に伸びるでしょう”

とMidland Realty(美聯物業)のBuggle Lauチーフアナリストは言います。

荃灣西駅のCheung Kong Property(長江実業地産)社による 2,410戸の開発物件や、南昌駅のSun Hung Kai Properties (SHKP: 新鴻基地産)社による3,400戸の開発物件など、いくつかの大型物件は、今後数カ月の間に先行販売される予定です。

SHKP社は火曜日、1,670スクエアフィートの部屋が40.76ミリオン香港ドル(スクエアフィート当たり24,400香港ドル)で売却された、元郎地区のGrand Yaoプロジェクトが今の所、最も高い価格に達していると言います。

“この伸びゆく需要を満たすために、我々は土曜日に追加で125戸を売り出します”

SHKP社 のマネジング・ディレクター、Victor Lui,氏は言います。

しかしながら、Lui氏は、それでも価格は前回の販売から、2-3%値上げされていると言います。

この最新の追加販売で、この場所での売り出し可能な部屋の総数を260戸まで増やします。最大18.25%の割引を考慮すれば、最新の125戸の追加販売の平均価格は、スクエアフィート当たり、18,441香港ドルから15,076香港ドルに値下げされるだろう。しかしながら、Lui氏は、それでも価格は前回の販売から、2-3%値上げされていると言います。

もし260戸全て売り切ったら場合、SHKP社は1.4ビリオン香港ドルをかき集める事になります。

Cheung Kong(長江実業地産)社はHung Hom(紅磡)地区のVivaの開発を9月19日から5~2%値下げすると言います。

しかしながら、Ho Man Tin(何文田)地区の高級物件の中には、早まった決断のためにデフォルトするケースも出てきています。

火曜、Kerry Property (嘉里建設有限公司)によって建てられている物件の、519スクエアフィートの部屋を9.39ミリオン香港ドルで購入を決めていた顧客が、最終的に購入を取り止めました。この買い手がこの売買契約の締結を辞める場合は、ルールに基づき、5%の手付金である約470,000香港ドルを手放す事になるでしょう。

One Homantinの749スクエアフィートの部屋の購入の約束をしていた他の顧客は、この取引の締結を辞め、5%の手付金約700,000香港ドルを支払いました。

『South China Morning Post』2016年9月15日

この記事は、2016年9月15日に『South China Morning Post』に掲載された「Hong Kong new flat sales predicted to top HK$150 billion this year」を翻訳しております。

翻訳元:
Hong Kong new flat sales predicted to top HK$150 billion this year