第2回「それでも不動産投資は魅力的である!後編」

The concept of overseas real estate investment

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業者の選定こそが海外不動産投資成功の秘訣

海外不動産に投資する場合のエージェントを選定するときは、創業間もない業者は避けた方が無難でしょう。

創業の長い会社、例えば創業10年を超える会社であれば、時間の経過に比例して多種多様な経験を積んでいます。このような経験豊富な会社は、トラブルがそもそも起きないように先手を打って行動しています。

トラブルが発生すると、業者にも手間暇がかかり、業者の利益を圧迫しますので、業者にとってもデメリットとなります。従いまして、未然にトラブルを防ぐことは、結果として、投資家にも業者にもメリットをもたらします。

また、不幸にしてトラブルが発生した場合も、類似事例の経験があれば、解決に要する時間は短くなります。

創業さえ長ければ安心か?そうとは言えないでしょう。結局、トラブルを未然に防ぐのも、不幸にして発生してしまったトラブルを解決するのも、業者の役職員の「質」に依存します。

人材の質が高くなければ、トラブルを防ぐことも、また、解決することもできません。ホームページでメンバーの紹介を行っている業者もありますので、メンバーのキクオリフィケーション(Qualification:職にふさわしい資格・能力・知識)をチェックする必要があります。

結局、すべての業務は、最終的には人間が従事することになりますので、人材の質こそは企業の質と言えます。

さらに言うなら、同種同様の人間が集まっていても付加価値が発生しません。不動産業界出身者だけ、金融業界出身者だけ、というような偏った人材の企業より、多種多様な人材を揃えている業者は、それだけソリューションの厚みがあります。

つまり、組織力に優れた業者を選定することをお勧めします。このような良質の業者をエージェントとして利用すれば、海外不動産投資のハードルは下がってきます。