データから読み解くイギリスの基本情報と世界都市ロンドンの魅力
British basic information to read from the data and attraction of London
イギリスの基本データ
- 面積:約24.3万km²
- 人口:6,557万人(2016年)
- 首都:ロンドン
- 通貨:スターリング・ポンド
- 民族:白人92.1%(アングロ・サクソン系、ケルト系)、黒人2.0%(カリブ系1.0%、アフリカ系0.8%、その他0.2%)、インド人1.8%、パキスタン人1.3%、混血1.2%
- 言語:英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり)
- 宗教:英国国教等
- 政体:立憲君主制
- 元首:女王エリザベス二世陛下
- 主要産業:自動車、航空機、電気機器、エレクトロニクス、化学、石油、ガス、金融
- 名目GDP (10億ユーロ)
2,054(2012年)、2,043(2013年)、2,253(2014年) - 一人当りGDP(米ドル)
41,194(2012年)、41,820(2013年)、45,653(2014年) - 主要貿易相手国
・輸出:米国(12.5%)、ドイツ(10.2%)、オランダ(7.3%)
・輸入:ドイツ(14.3%)、中国(8.1%)、米国(7.9%)、オランダ(7.5%) .※2014年 - 在留邦人:67,998人(2015年10月)
- 日系企業数:931社(2015年)
ロンドンの魅力 -なぜ今ロンドンに投資するのか?-
引用元:JLL report
ロンドンは人的資本の厚みが世界でNo.1の都市です。ロンドンとニューヨークには共通した特長があり、他の中核都市に比べ外国人頭脳の割合が高く、グローバルな人材を吸引する魅力とインフラが整っている証左とも言えます。
引用元:JLL report
世界の上位トップ500に入る大学が所在している数においても、ロンドンは世界で有数の都市となっており、世界の優秀な人材を呼び寄せるアカデミック・センターとなっています。
引用元:JLL report
都市の人口と起業率をプロットしてみると、ロンドンは起業するエコシステムが確立しており、インキュベーター都市としても世界有数の都市であることがわかります。
引用元:JLL report
ビジネスの中核都市であるロンドンはインバウンドにおいても世界最大都市であり、ここ3年に着目すると他の都市よりも増加率は高く、2位以下の都市との差は広がっています。
Brexitが投資家に与えた心理的影響-投資家調査を通じて
引用元:JLL report
引用元:JLL report
投資家の多くはBrexitが英国の不動産市況にマイナスの影響を及ぼし、投資収益もインパクトを受けることを予想しているが7割以上が追加購入を予定していてその過半がロンドンと南西部を狙っていることが判明。価格が調整した局面でのでは旺盛な買い意欲が確認された。
現在の主要都市の不動産市場の比較
Savills H2 2016” http://pdf.euro.savills.co.uk/global-research/12-cities-h2-2016---visitors.pdf
Savills H2 2016” http://pdf.euro.savills.co.uk/global-research/12-cities-h2-2016---visitors.pdf
2016年央の調査ではロンドンの中心部の居住用不動産の価格は前年比▲0.8%となっており、家賃は前年比▲2.8%であった。その結果利回りは中心部高級物件では3.3%、一般では3.9%となっている。しかし世界の中核都市は概ねこの水準にあり、ニューヨークの中心部の居住用不動産の利回りは高級物件では3.6%、一般では5.5%、東京の中心部の居住用不動産の利回りは高級物件では3.8%、一般では4.2%と略同レベルとなっている。
一時期は頭一つ出ていたロンドンの不動産価格がBrexitで調整されてきていることがデータで裏付けされている。
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イギリスでの物件の選び方