収益物件を地域で選ぶ

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海外不動産投資の場合は、まずは投資したい国や地域によってそこから期待できる物が変わってきます。

例えば、アジアの新興国では全体として人口増加や核家族化に伴い物件の需要が高まっているうえ、値段も日本の物件と比べるとまだまだ安く、利回りも高い傾向にあります。
また、投資だけでなく最近は退職後の移住先として物件を購入する人も増えています。
新築マンションの開発もどんどん進められておりますので、今後の国の成長に期待を込めて投資する人が多いようです。
新興国の場合、とりわけ楽しみなのは物件価値の上昇幅です。

日本不動産研究所の調査によれば2010年10月から2013年の10月の三年間で東京のマンション価格指数は100.4に上昇しましたが、ジャカルタは148.7、クアラルンプールは135.0まで上昇しています。反対にホーチミンは82.8まで下げています。
国としての安定性や法制度や税制度が発展途上で投資リスクが大きい一方で成長する国の不動産価格はポテンシャルが極めて高いのでその国が成長するタイミングで投資をした場合に得られる収益は極めて大きくなります。
反対に見極め間違えていた場合のリスクも相応に大きなものになります。新興国の投資では「逆張り」投資で大儲けした事例も多く散見されます。
今から次回のアジア通貨危機に不動産投資をしようと予定を組んでいる投資家の方もおられます。

一方欧米の物件の場合、随分昔から優良な建築がなされてきたこと、物件の管理水準が概して高いこと、中古物件の流通市場が発達していることから新築物件以上に築年数が40年、50年を超えている物件が数多く存在します。
価格自体も安いとは言えませんが耐用年数を超えた古い物件でも、そのロケーション次第では価値が下がらない事を期待できますし、経済や法制度、通貨の安定などが期待できます。
投資に係るリスクは新興国に比較すると小さいので投資を実行するタイミングの見極めが重要になってきます。