第8回ニューヨーク編~最近の海外不動産投資事情~海外不動産マーケットの今を考える!

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~最近の海外不動産投資事情ニューヨーク編~海外不動産マーケットの今を考える!

皆さん、こんにちは。サラリーマンと不動産投資家の両立を目指す早杉富士夫です。

第7回〜第11回は、この1年間で視察した海外不動産マーケットの状況について私の感想を国ごとにお話したいと思います。第8回は、ニューヨーク編です。

ニューヨーク不動産投資の今

2013年11月にニューヨークミッドタウンのコンドミニアムの取得においてローン承認が下りずまさかの契約キャンセルの憂き目にあった後、めげずに2015年7月、2016年5月に仕事での出張の折に、エージェントに依頼しいくつかの物件を内見しましたが、2013年当時に比べ20%程度値上がりし、投資利回りはネット3%前後まで下がっていて、良い物件に巡り合う可能性はますます低くなっています。ミッドタウンイーストからアッパーイースト地区、38丁目~40丁目の瀟洒なコンドミニアムまでいろいろ見ましたが、60~70万ドル台では値引きなしの言い値で現金購入していくバイヤーが多く、ローン条件付きは不利な立場となります。

ニューヨークの不動産投資市場は、何十億円とも言われる超高級新築コンドミニアムが飛ぶように売れていて、日系の大手不動産会社も再開発案件に参入しています。空室率は低く、空きが出てもテナントがすぐに見つかる状況です。

しかしながら、一般的なワンベッドルームタイプの中古コンドミニアムの賃料はそれほど上昇しておらず、固定資産税の上昇からネット利回りは低下傾向にあります。投資利回りが国債並みの水準ですからローンを借りるとキャッシュフローは確実にマイナスになります。それでも、ニューヨークのマンハッタンの景色を眺められ、そこに不動産を所有している満足感は他の地域では味わえない最大の魅力です。私にはしばらく縁がなさそうですが、いつかはマンハッタンのオーナーになることを夢見て資金を貯めていきたいと思います

次回マレーシアの不動産投資についてお話したいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。